症例は1 歳 のフェレット男の子です

前日に同居のアズマヒキガエルを齧った可能性があり

震え、流涎を主訴に来院されました

アズマヒキガエルは本州に多く生息しており

身の危険を感じると、耳の後ろにある「耳腺」や「皮膚のイボ」から

白い毒液(ブフォトキシン)を分泌します

接種した毒の量は不明ですが

毒が動物の口腔や粘膜に付着すると、

心筋、中枢神経に作用し

不整脈、痙攣、消化器症状を呈し、最悪の場合は亡くなることもあります

来院時、意識ははっきりしていたものの

呼吸促拍、発作様症状があるので

治療を開始しつつ、検査を実施しました

心電図にて不整脈が確認されました

カエル毒に対する「特効薬」は存在しませんが、

入院にて

体内の毒を薄め、排泄を促すことをメインに治療継続となりました

幸いにして

入院翌日から症状の軽減と、不整脈も見られなくなったため

数日後、退院となりました

今回の症例は

ご自宅のカエルが脱走するアクシデントが発端でしたが

お散歩途中に、様々な物を舐めたり、食べてしまう可能性は誰しもあります

お家の動物さんが

普段と様子が違う場合、いつでもご相談ください