ボールパイソン、7歳9か月、♀の症例です。

4か月の拒食、腹部が張っているという主訴で来院されました。

レントゲン検査では腹部が大きく腫れて目立っている部位がありました。

超音波検査ではしこり状(腫瘤状)になっており内部に液体が溜まっておりました。

CT検査では腸から連続性のある部位にしこり(腫瘤)を認めました。

飼い主様と協議の上、試験開腹を実施いたしました。

大腸領域にしこりを認め、しこりのある部位の腸切除・腸吻合(赤丸)を実施いたしました

切除した腸のしこりは内部を切開すると、腸壁発生であることが確認できました。

病理検査では悪性腫瘍である『腺癌』と診断されました。

術後は食欲が改善しかなり元気になりました。

『腺癌』は局所での浸潤や転移を起こす可能性のある腫瘍のため、術後から抗癌剤治療を行っております。

今後も定期的な画像検査や身体検査を行い再発や転移の有無を継続して評価していきます。

当院では犬・猫だけでなく爬虫類を含むエキゾチックアニマルの診療・外科にも対応しております。

爬虫類は異常にとても気付きにくいですが、排便異常や食欲低下、体重減少、腹部の膨らみなど気になる症状がありましたらお気軽にご相談下さい。