ラット 大腿骨遠位骨幹端斜骨折 | 上大岡キルシェ動物病院

ラット 大腿骨遠位骨幹端斜骨折

ラット

ラット 大腿骨遠位骨幹端斜骨折

2021年05月31日 投稿者:staff

カテゴリー:ラット 整形外科 症例紹介

ラット 2ヶ月齢 体重150gの女の子の症例です。

誤って50cmほどの高さから落下してしまい、その後から右後肢を引きずっているとのことで来院されました。

一般状態は良好でしたが、右後肢膝付近の腫れが認められました。

レントゲン検査では右大腿骨遠位骨幹端の斜骨折が認められました。

      

動物種、骨折部位や骨折様式からギプス固定では限界があると判断し、髄内ピンによる骨折整復を実施しました。

     

筋肉を分け、骨折部位を露出します。非常に細い骨(約3mm)なので慎重に作業を進めます。

 

骨折部から骨の中に外科用のピンを挿入し、ピンを軸にすることで骨折片を整復していきます。

 

ピンだけでは不安定な部分を縫合糸を用いて補強し、安定したことを確認して筋肉などを元に戻して閉じます。

     

術後数日は包帯固定を併用し安静としました。

術後約2ヶ月 骨癒合良好 ピンが膝関節方向へ変位してきています。

      

膝関節への影響を考慮し、ピンを抜去しました。

わずかに膝関節の動きに違和感はあるもの、日常生活は問題なく元気に過ごしています。