
16歳1か月齢のヒョウモントカゲモドキ 雄の症例です。
下腹部にしこりがあるとの事で来院され初診時に総排泄孔頭側に10㎜×20㎜の硬性腫瘤を認めました。

診断のために針を腫瘤に刺して検査するFNA検査(針生検検査)を行い、悪性腫瘍を疑う細胞を多数確認しました。
高齢なこともあり、麻酔自体にリスクが伴いますが、外科的な切除、抗がん剤治療、電気化学療法など複数治療を提案させて頂き、飼い主様の希望もあり切除手術を行いました。
手術自体はかなりリスクは高く、腫瘍も総排泄孔に近い位置に発生しているという事もあり慎重に実施しました。
総排泄孔の位置を確認しながら損傷しないように腫瘍を剥離していきました。

腫瘤は病理検査結果により扁平上皮癌という悪性腫瘍でした。
抗がん剤なども提案させていただきましたが、オーナー様が抗がん剤は希望されず慎重に経過観察とし、術後7ヶ月経過した現在も再発なく過ごしております。
ヒョウモントカゲモドキは体表に腫瘤が出きること多く、悪性腫瘍の報告も多くあります。体表にしこりなど気になることがあれば早めのご受診をお勧めします。




