ハムスター 門歯過長 門歯カット | 上大岡キルシェ動物医療センター上大岡キルシェ動物医療センター

ハムスター 門歯過長 門歯カット

ハムスター

ハムスター 門歯過長 門歯カット

2023年03月21日 投稿者:staff

カテゴリー:ハムスター 症例紹介

ハムスターの症例です。

急な食欲不振、食べたがらないことを主訴に来院されました。

視診にて、下の画像のように上顎の門歯が伸びてしまっていることが分かりました。

過長した門歯は曲がってお口の中に刺さりそうになっています。

 

この症例は無麻酔で電動カッターにて門歯をカットしました。

切断後が下の画像になります。

帰宅後、無事にフードを食べてくれたそうです。

 

ハムスター含め、げっ歯類の門歯は常生歯といって常に伸び続けます。

そのため噛み合わせや不適切な食事によってこのように門歯が過長してしまうことがあります。

過長した門歯は曲がったり、折れたり、口腔内に刺さってしまうことがあるため、カットが必要です。

かみ合わせの問題により過長してしまい、定期的なカットが必要になる患者さんもいます。

この症例は下顎の門歯が過長し曲がってしまっています。

 

この症例は過長した上顎の門歯が硬口蓋に刺さってしまっていたため、カット後に止血処置が必要でした。

 

 

門歯の過長はハムスターさん以外にも、ラットさん、マウスさん、ウサギさん、デグーさんなど様々な動物さんで起こりえます。

お口の中に曲がって伸びてしまうと意外と気が付かないこともあるため、なかなかお口を見せてくれない子やうちの子あやしいかも?と思ったらお気軽にご相談ください。