マウス、1歳5か月齢の女の子の症例です。
2週間前に他院で左肩のマスを切除したばかりなのに、すでに再発したことを主訴に来院されました。
来院時には左肩部の皮下に4㎜大の硬性腫瘤を触知しました。
術前のレントゲン検査では、肺転移は認められず、他の部位にも異常所見はありませんでした。
リスクをお伝えしたうえで、当院で広範囲の切除手術をすることになりました。
腫瘍細胞が浸潤している可能性を考慮し、前回の手術跡部の皮膚も含めて広範囲に切除しました。
手術は無事に終了しました。
摘出後の病理組織検査では腺癌という悪性腫瘍でした。
術後はご家族の方のご意向もあり、再発防止を目的として経口タイプの抗癌剤治療を行っています。
現在、手術から1か月以上が経過しますが、今のところ再発もなく体調良好で維持できています。
今後も定期的に経過観察を行っていく予定です。