フェレット、1歳7ヶ月齢の男の子の症例です。

嘔吐を繰り返しているとのことで来院されました。

腹部の触診では中腹部の張っている消化管が触知できましたので、年齢から異物の誤食を疑い、検査を進めたところ、エコー検査にて、小腸内に異物が閉塞していることがわかりました。

閉塞物を除去する手術をすることになりました。

開腹すると、すぐに拡張した消化管があらわれました。

※こちらをクリニックすると術中の画像が表示されます。ご注意下さい※

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空腸部に明らかな閉塞部分をみつけ、その部位を切開し、異物を取り除きました。

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閉塞部位の腸は状態が良いと判断できましたので、切開部位を縫合し、終刀しました。

閉塞物はスポンジでした。
スポンジを飲んでしまう子は多い印象があります。

術後すぐに元気を取り戻し、経過良好です。

2歳までの若いフェレットは異物を誤食してしまうことが非常に多いです。
拾い食いをしてしまう癖がある子は気を付けましょう。